私のハンドメイド遍歴はけっこう長い。
きっかけは長女が生まれてから娘用のワンピースやスカートを作るようになった事です。
子ども用だと1メートルの生地があったら作れるのでトライしやすかったのかもしれません。
夏は綿ローンのスカートやチュニック、冬はコーデュロイやフェイクスエードのワンピースが大活躍しました。
大人だと簡単なスカートでも1.5ｍは必要になってきます。
娘の服作りで場数を踏んできたので、
自分の服も作ってみようと思ったのが４０歳すぎてからです。
目標にしていた服が「シャツワンピース」です。
シャツといえば、襟とボタン、長袖だとカフスの処理と３つの大きな課題をクリアしなければなりません。
なのでずっと「いいなー」っと思いつつチャレンジできませんでした。
そのかわりに、ウェストはゴム入りのタックスカートばかり作っていました。
これはこれで、素材がよいもので作れば高見えするものになって気に入っているのですけどね。
私のシャツワンピース制作第１号は「青チェックのダブルガーゼ」で作ったシャツワンピです。
洗いっぱなしでOK、ダブルガーゼは生地の織り方の特徴として「とても柔らかくてふんわり軽い」「通気性がよい」「季節問わず使える」「吸水速乾性に優れている」などあります。
また、洗えば洗うほど生地のはりが減って柔らかくなるのも特徴です。
当時はビックシルエット流行の走りで意識的にスカート丈を長くしました。
襟とカフス、ボタンがついています。ポケット、肩とカフスの切り替え部分をバイアスにして
チェックに動きを出している所とボタンの留め糸を×にしたところがこだわりポイントです。
ただ、この時のカフスの処理は簡易なものにしています。
カフスの処理は面積は小さいものの生地を重ねて縫うので生地に厚みのあるものは縫いにくいです。
このダブルガーゼ生地でも結構な厚みがでました。ワンピースの丈はマキシ丈だったのですが、
私は中肉中背なもんで、母から「丈はもう少し短いほうがいいよ」とアドバイスを受けて自分もなんとなくそう思っていたので、丈を短くしたのでした。
本当に着心地がよいので年中着られるお気に入りワンピです。
それから何年か経ち、次に硬さのあるしっかりした綿生地で作りました。
色は茶色で生地の厚さはアウターになるくらいしっかりしたものです。
パリッとしたかっこいい感じのシャツワンピになったのですが、やっぱり生地がしっかりしていると
ごわついて着心地が悪いです。せっかく作ったけど処分しました。(´；ω；`)ｳｩ
今回でしっかり生地はシャツワンピに向いていない事を学習したので
柔らかくて薄い生地の綿ローンで作ってみました。これが、すごくよかったです。
色は深いグリーンで黄色系の小花柄の生地です。１１０cm幅３m購入しました。
今回はきっちりカフスの処理をして今までの作品で１番よくできました。
洗濯機で洗ってアイロンなしで着られるのも魅力の１つです✨いいのができたので、娘さんにきてもらいました。
次こそは自分で着るワンピを作るぞーと思って見つけたのが、「ピュアリネン」
名前からして上質な感じです。お値段もリネンよりちょっと高いです。
たっぷりと生地を使いたいので４メートル購入しました。早く作って着たい！！と思い、
今回は襟付きではなく、流行りのバンドカラーにして夏用だから中袖くらいにしよーっということで
襟とカフスの処理をしないワンピを作りました。カラーはアイボリーです。
前後で肩の切り替えからタックをたくさんとりました。丈はロング丈です。
もたつかないように深めのスリットを入れました。くたっとなった感じがこなれたように見える素敵なシャツワンピースの出来上がりです。
ただ、洗いっぱなしだと、シワシワなので部分的にアイロンが必要です。
型合わせの時には、ちょっと伸びやすい生地なのかな？と思いました。結局のところ、シャツワンピースに適した素材は「綿ローン」でした。
今までの制作で購入した生地はすべて「コスモ テキスタイル」さんのものです。
高品質でリーズナブルです。お店が福岡にあるので野球チーム「福岡ソフトバンクホークス」が優勝するとセールをしてくれます✨
